2016年3月29日火曜日

電子書籍って結局どうなのよ

こんばんは。
制作の小路です。

最近、通勤電車の中にてスマートフォンで漫画や小説を読んでいる人をよく見かけます。
電子書籍というとほんの数年前までは一部の流行モノ好きが中心という感じでしたが、スマートフォンの普及のおかげでしょうか、だいぶ市民権を得てきた気がします。

かく言う私も電子書籍ヘビーユーザーの一人で、通勤中や息抜きにはだいたい電子書籍で漫画や小説を読んでます。
漫画は紙と電子で半々、小説や実用書はほぼ完全に電子書籍で読んでます。

という訳で今回は『電子書籍って結局どうなのよ』について勝手に語りたいかと。




前提条件

一言で電子書籍といっても定義は曖昧ですし形も内容も様々ですが、今回はあくまで一般的な本屋さんで扱っているような書籍を、電子書籍で読むことについてのメリットデメリットを簡単にまとめます。


良い所

・いつでもどこでも片手で読める
・本棚のスペースが不要
・安く買える


上記の通り、私は通勤電車やちょっとした息抜きに読書をすることが多いです。
スマートフォンだと片手でコンパクトに読めるので、立ったままでも混んでいても何ら不自由はありません。それと、一冊読み終わったらその場で次の本を買えるというのもとても助かってます。

本の手触りとかが好きなんだ、という方にはあれですが、物体として本を持たなくて良いというのも個人的にはとても助かってます。本棚はもういっぱいいっぱいで、これ以上買うには処分しなければいけない状態なので…。
また、読みたい本を常時持ち歩かなくても、ネット経由でダウンロードしてすぐ読めるのもかなり便利です。

そして何より、安く買えます。
定価は紙の本と大差ないですが、割引やキャッシュバックがかなり頻繁に行われています。それらをうまく活用すれば、ほぼ全ての本を3〜5割引くらいで購入できます。漫画なんかは1巻まるごと無料配信(試し読みではなく、完全な製品版)なんかも珍しくないです。もちろん電子書店によりますが。

他にもいろいろありますが、大きくはこんなところでしょうか。



悪い所

・人に貸せない
・完全な所有ができない
・整理や一覧がしにくい


次にデメリットです。
まず人に貸しにくいです。友達と貸し借りを頻繁にしている身の上としては、ここが一番不便です。現状、友達に自分の買った電子書籍を読んでもらおうとしたら、自分の家に来てもらうか、端末を丸ごと貸さなきゃいけないですから。

現状多くの電子書籍サービスでは、購入した書籍の完全な所有はできません。あくまで『ネット上にある書籍データをダウンロードして読む権利』を買ってるだけであって、最悪、配信している電子書店が潰れたら読めなくなる可能性もあります。
おそらく電子書店が潰れる際には他の電子書店に購入データを引き継げるようにしてもらえるとは思うのですが、実際過去に某社が電子書店を閉鎖する際に引き継ぎも補償もしなかったせいで大炎上したケースもあるので、確実なことは言えません。他の人に電子書籍を勧めにくい最大の理由です。

最後に、上記2つに比べれば些細ですが、書店サイトおよび閲覧アプリにおいて、書籍の整理・俯瞰がまだまだしにくいです。
よく電子書籍反対派の定番の意見として「(紙の)本屋に行けば自分の知らない本も目に入ってくるので楽しい」というのがありますが、たしかにこの点では電子書籍はまだまだ劣ってます。それと本の整理の機能も快適とは言いがたいです。
しかしまぁ、これは書店サイトやアプリのデザイン研究が進めば解決されるような気もしますので、今後に期待して待っています。




と、まぁ長くなってしまいましたが、電子書籍の使用雑感でした。
「電子書籍だと目が疲れそう」なんて定番の意見もありますが、いやいや皆さん日常的にスマートフォンの画面を30分も1時間も見てたりするでしょう。それとなんら変わりません。強いて言えばがっつりまとめて何時間も読書をする人は辛いかもしれませんが、そういう方はKindle等の電子書籍専用端末であれば、電子ペーパーなので紙の本と全く変わらない感覚で読めるそうです。(私は使った事ないので実際のところはわかりませんが)

少なくとも読書をするという行為については、かつて言われていたような電子書籍ゆえの不便さはもう感じません。むしろ久しぶりに紙の書籍を読むとストレスを感じるくらいです。
電子書籍使ってみようかなどうしようかなと悩んでる方々は、ぜひに飛び込んでみてください。

それでは。