2016年3月18日金曜日

巡り巡って親から子へ

自宅の本棚を整理していたら、
知ってるか知らないかで世代が分かれそうな漫画を発掘しました



田河水泡先生名作『のらくろ』シリーズ!






野良犬『のらくろ』が軍隊に入営し、シリーズを追うごとに階級し活躍していく戦前の作品。
父がもっていたものを小学生の頃読んでいて、久しぶりに発見。
うちにあるものはこれでも復刻版だそうで
初版がこの状態で残っていたらプレミアがついていたかも…
正式に父からお下がりで貰いました。

愛らしいキャラクターに対して、時代の影響もあり
戦争描写がなかなかシビアだったのを覚えています。(生首がごろごろ出てきたり…)

とりあえず1冊開いてみると


表紙がとっても可愛い













現代でも通じそうなギャグもちらほら…



なんといってもこの微妙な版ずれがたまらない…!
逆に今どきっぽくて切手とかポストカードにそのまま使えそうです

最近こんな感じに60年代風〜とか70年代風〜とか
過去の流行を遡るのがトレンドになりつつありますが(これに至っては30年代…)
昔のデザインに頼ってばかりで『2010年代風〜』というのが
この先の未来で果たして残っているのか…?と
レトロな可愛さに魅せられながらも疑問に思う今日この頃


本屋さんにおいてあるのかも怪しいですが…
子供向けの戦前資料にはうってつけだと思うので興味ある方読んでみて下さい。