2015年7月28日火曜日

探偵はいません。

  
北海道の短い夏、皆様満喫されていますか?
校正の佐々木です。

さて、宴席で不調法にもノンアルコール飲料なぞ飲んでいると、「飲めないの!?」と必ず驚かれる見掛けとのギャップがあるらしい私ですが、完全下戸というわけでもなく、たまには飲むこともございます。
そんなわけで先日、父の誕生日祝いに「一杯おごりましょう」と馴染みのバーへ出かけました。

それがこちら「Bar Relache(バー・ルラーシュ)」。地下鉄円山公園駅にほど近い、古民家を改装したお店です。
某ホテルのバーテンダーだった方二人が始められたお店で、まぁ、その頃から馴染みだったのは父の方なのですが、独立されてからは何かにつけて出掛け、贔屓にしております。
板敷きの店内は床の軋みも優しく感じられ、いわゆる「隠れ家的お店」というやつでしょうか。






まず1杯目は自家製ルバーブジャムを使った季節のカクテルから(左)。ルバーブの酸味がサッパリとしてて、「ふきカクテル」とは思えぬ美味しさです。右は父のオールド・パー ロック。結局これを3杯ほど続け、最後はワイルド・ターキーのショットで〆ておりました。


2杯目はお店の名前を冠したカクテル。イメージカラーの青が涼やかです。シロップ漬けのサクランボが飾られていて「ザ・カクテル」な雰囲気です。

ところで、なぜ9割下戸な私が調子にのって2杯も飲んでいるかというと、そこが馴染みのバーの良さ。バーテンダーさんは注文した時に「薄めで作りますね」と全て了承済み、こちらがお願いするまでもなくアルコール控え目で作って下さいます。おそらく度数的には「9割ジュース」なカクテルでしょうが、由無しごとをつらつらと話し合いながらバーで飲むのはなかなか良いものです。

家族で外食をした後には、父の馴染みのバーへ行くのが幼い頃からの習慣でした。肩から上しか出ないようなカウンターに腰掛け、うやうやしくおしぼりを手渡されて、子どもながらにイッパシのレディーとして扱われるのは面映くも、どこか嬉しいものでした。

ホーセズ・ネックばりにレモンの皮が飾られたフレッシュレモンスカッシュやテキーラ・サンライズのテキーラ抜きなど、今と飲んでいる物は大差ありませんが、照明の落ちた店内でちょっとすましてジュースを飲み、弟と二人でツマミのクルミを割って大人しく遊んでいたものです。

それにしても、英才教育を受けてきたはずなのになぜ9割下戸に育ってしまったのか…。あ、もちろん飲酒は20歳を過ぎてからでしたよ。
なにはともあれ、興味のわいた方は是非「Bar Relache」へ。二人の素敵なバーテンダーさんがお出迎えしてくれます。ちなにみ、こちらのバーに探偵はおりません、あしからず。