制作の山本です。
今月、先月とアーティストのコンサートに行ってきました。その際の演出がなかなか面白かったので小話をひとつ。
1人は5月に札幌ドームにて行われた福山雅治さんのツアー。
今回北海道では実に数年ぶり、かつ札幌ドームでのライブは初の試みとのことで会場はほぼ満席状態。
それほど年期のあるファンではなかったのですが、聞き覚えのある曲や日本を代表する名曲の数々を堪能でき、トークもきれていてとても楽しい時間を過ごせました。
このコンサートの演出が面白く、開演前のチケット交換の際、ペンライトの貸し出しを行っていました。
てっきりそういう光り物グッズはそれぞれ買うものだと思っていたのでそわそわしながら開演を待ちます。
開演前から微かに青い光が点いたり消えたり。
いざ開演を迎えると全観客のペンライトが一斉に真っ白に光り出していました!
どうやら裏方で客席の位置に合わせて光の操作を行っているらしく、曲に合わせて色や点滅方法も様々。
さらにアリーナ席ではペンライトを使って野球の応援のような人文字が浮かび上がっていました。
私自身頻繁にライブやコンサートにいく方ではないのですが最近の演出ではよくあるものなのでしょうか?感激しました。
こちらはファンクラブ勧誘のパネル
そして今月はニトリ文化ホールで行われたJUJUさんのホールコンサートへ。
こちらも最後面白い演出を用意してくれました。
アーティストが観客の半券をくじに見立て、くじで当たった観客がアンコールの曲をリクエストすることに!
残念ながら私は当たりませんでしたが、2名のリクエストに答えて歌ってくれました。
開演前はただの「場所」だったステージが開演中は完全に「空間」になっていました。どちらの内容も、むしろ全アーティストにいえることですが、ステージにアーティストがいるだけではなく、観客がいて初めてコンサートとして完成するものなのだと、今後もっといろんなアーティストのライブやコンサートに足を運びたくなりました。
今回、映像や音の工夫で同じ大きさのステージが大きくも小さくも感じたのですが、これは例えばA4用紙のデザインでも、工夫をすれば紙を大きくも小さくも見せることができ、目にしたときにグッと引き込ませるものが作れるのではないかと少し勉強になりました。その工夫の引き出しはまだまだ模索中ではありますが…
ステージ演出と広告、別物のようで根本的な部分は、見た人を引き込ませたり、心を動かしたり、もしかすると共通点があるのではないかと、今後どこかで活かせていけたらと思える貴重な経験をしました。